サテュロス、パーン、牧神、牧羊神、半獣神、ほか

サテュロスやパーンの事典のようなブログにしたいと思っています

YAXIN THE FAUN

『YAXIN THE FAUN』のシリーズをご紹介します。

 

YAXIN THE FAUNはMan Arenas(ディズニーのスタッフだったりもするアートディレクターの方)による作品群です。漫画、絵本、イラストなどの形態がありますが、「グラフィックノベル」と書かれていることが多いようです。

現在たぶん2冊の本が刊行されており、イラスト作品は作者のインスタやタンブラーなどでたまに更新中。Gabrielという名の小さな牧神が森の中を駆け回る、非常に可愛らしい作品です。

インスタ→ https://www.instagram.com/man_arenas/

タンブラー→ https://man-arenas.tumblr.com

 

しかし日本語での情報がほぼ一切見つからないシリーズです。まず「YAXIN」をどう発音するのかもいまいちわからない。「ヤクシン」でいいんでしょうか。スペイン語なら「ジャヒン」みたいになりそうですが。

 

上の画像は1冊目の『YAXIN IL FAUNO GABRIEL CANTO 1』。たぶん2013年刊。シナリオはDimitri Veyが担当している模様です(この人がまた情報がなくて何者なのかわからない)。手前のフィギュアが8cmくらいなのでけっこうでかい本ですね。30cmくらい。

コマで区切られたページの中にイラストやセリフのある本で、いわゆる漫画作品と言って差し支えないでしょう。

オリジナルが何語なのかはわかりませんでしたが、私が持っているのはイタリア語版です。ほかにもフランス語版とスペイン語版があるようですが、英語版まして日本語版はありません。

なので内容は私にはほぼ全くわからない!!

絵を見る限りは、Gabrielという牧神が魔法使いのMerlinに導かれて、春夏秋冬の森をかけずり回り(だいたいどのコマでも腕をブンブン振ってるガブリエルちゃんめちゃくちゃかわいい)、いろいろ見聞きして、ちょっと成長する、的なストーリーなのかな……?と推測されます。

まあ絵を見てるだけでも相当楽しめます。アマゾンでは現在(2022年5月31日)フランス語版とスペイン語版の取り扱いがあるようです。

ちょっと中身の絵も見られるページ→ Dodecaden - Production Design - Man Arenas Web Site

 

2冊目もご紹介

上方に「LES MONDES DE YAXIN(YAXINの世界)」の表記。タイトルは『LE JOUR DE LA LICORNE』。これもたぶん2013年刊。

こちらは漫画ではなく絵本。Man Arenasの単独名義です。

これまたオリジナルの言語はわかりません。私が持っているのはフランス語版。他にもドイツ語版もあるようです。作者のタンブラーで昔「中国語版が出るよ」と言ってた気がするんですが、いま探してみても見つからず。

やっぱり私は読めませんが、絵本なので1冊目よりは多少全体の筋がわかりやすいです。ユニコーンがつがいを作り、子どもができて、その子どもが少し大きくなるまでを追っているようです。

こちらのGabrielは脇役に徹していますが、やはりとてもかわいいです。特に28ページのうまれたてのユニコーンを支えてあげてる絵。

アマゾンでは現在(2022年5月31日)ドイツ語版の取り扱いがあるようです。

 

「たぶん」が非常に多い記事となってしまいました。だって情報が……情報の探し方すらわからない……

私もどうやって見つけたんでしょうかね。2015年あたりの牧神にハマりたてで手当たり次第めちゃくちゃに検索してたときに偶然見つけて勢いでポチったんじゃないかと思います。